第2幕：「内なる流れ」へ
第11章：避けていたことの中に、魂のギフトが隠れている

MANAは波の音を聞きながら、心の中にざわめきを感じていました。

「なぜだろう…
やらなきゃいけないことがあるのに、どうしても気が進まない…。
避けたくなるのはどうして？」

彼女はTūtūのもとへ向かい、この疑問を投げかけました。

TūtūはMANAの肩にそっと手を置き、優しく微笑みました。

「MANA、あなたが一番抵抗を感じることの中にこそ、
大きなエネルギーが眠っているのよ。」

MANAは戸惑いました。

「でも、やりたくないことを無理にやるのは苦しいよ。」

Tūtūは静かにうなずきました。

「そうね。
でもね、もしMANAがその抵抗の中に飛び込んでみたらどうかしら？」

MANAは少し考えた後、答えました。

「抵抗するんじゃなくて…それを受け入れるってこと？」

Tūtūは微笑みながら頷きました。

「そうよ。
その瞬間、MANAの中のエネルギーが大きく動き出すの。」

MANAはその言葉の意味を確かめるため、島を歩き始めました。

🌿 木の静かな抵抗

MANAは森へ向かい、大きな木のそばに立ちました。

その木は強い風に揺られていましたが、倒れることなく、どっしりと立っていました。

「木さん、強い風が吹いているのに、どうしてそのまま立っていられるの？」

木は静かに答えました。

「私は風に逆らうのではなく、その力を受け止めているんだよ。」

MANAは目を見開きました。

「風に逆らわない…つまり、抵抗しないってこと？」

木は葉を揺らしながら答えました。

「そうさ。
抵抗するのではなく、風の力を受け止めることで、
私は根を深く張り、もっと強くなるんだ。」

🌊 波と流れに身を任せる

次にMANAは海へ向かいました。

強い潮の流れが押し寄せ、彼女の足元を洗っています。

「海さん、もし私がこの流れに逆らったら、どうなるの？」

海はささやきました。

「流れに逆らえば、あなたはすぐに疲れてしまう。
でも、その流れに身を任せれば、あなたの動きは軽くなり、
新しい場所へ運ばれるのよ。」

MANAは波に足を浸しながら考えました。

「私はいつも、やりたくないことを避けようとしていた。
でも、それに飛び込んでしまえば、
新しい流れが生まれるのかもしれない…。」

🔥 炎の中で動き出す

最後にMANAは火山のふもとへ向かいました。

炎が激しく燃えていましたが、それは制御されることなく自由に揺らめいていました。

「炎さん、あなたはどうしてずっと燃え続けられるの？」

炎は力強く答えました。

「私は燃えることをためらわないからさ。
ためらえば、火は弱くなり、消えてしまう。
でも、燃えることを受け入れれば、私はどこまでも広がることができる。」

MANAは炎を見つめながら思いました。

「私が一番抵抗していること…
それをやってみれば、きっと私はもっと自由になれるんだね。」

🌿 抵抗を超える一歩

MANAはTūtūのもとへ戻りました。

「Tūtū、わかったよ！
私が一番避けていたことにも、大きなエネルギーがあったんだね。
抵抗し続けるより、それを受け入れてしまった方が、流れが変わるんだ。」

Tūtūは優しく頷きました。

「その通りよ、MANA。
人は時に、自分が一番やりたくないことの中に、
飛び込む勇気を持つことで、新しい道が開かれる場合があるのよ。」

MANAは静かに深呼吸をしました。

「私もやってみる。
今まで避けていたことに、一歩踏み出してみるよ。」

彼女の心の中に、新しい決意が生まれました。

星々が導く道 Ke ALA Hōkū を進みながら、
MANAはさらなる成長へと向かうのでした。

To be continued…

🌙星の声に耳をすませて、
わたしは今日も、
自分の光を信じて進む。
Aloha e, Nāna‘ikāpono.

作成者 NANAKO からのメッセージ
☕️ この気づきをどう暮らしに活かすか…ただいま準備中です♪
MAHALO＆ALOHA, N

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