【第3章:がんばりすぎずに流れを整えるには?】MANAの不思議な旅|〜ハワイの叡智~

MANAの不思議な旅|〜ハワイの叡智~』は、
古代ハワイから受け継がれる「カフナプリンシプル」の格言をもとにした物語。

 

第1幕:「目覚めの島」
第3章:がんばりすぎずに流れを整えるには?

 

MANAは森の中を歩きながら
考えていました。

 

「エネルギーは
その動きによって認識される…。

でも、そのエネルギーは
どこに収まるんだろう?」

 

彼女はふと、自分の手を見つめました。

指を動かし、
腕を広げる。

 

自分の体も
何かを包んでいるような気がしました。

 

「もしかして、エネルギーは
何かの“入れ物”の中にあるの?」

 

MANAはTūtūのもとを訪れ、
この問いを投げかけました。

 

Tūtūは微笑みながら
MANAの頬をそっと撫でました。

 

「そうだね、MANA。
すべてのものは、入れ物なんだよ。」

 

🌳 大地という入れ物

 

MANAは森へ向かいました。

 

そこには大きな樹木が根を張り、
大地にしっかりと支えられていました。

 

「木さん、あなたは何を入れているの?」

 

すると、木は静かに答えました。

 

「私は水を蓄え、
太陽の光を受け、
風を感じる。

私の幹は時間を刻み、
葉は空へと伸びる。

私は大地という入れ物に支えられながら、
その中で生きているのよ。」

 

MANAは心で頷きながら

 

「つまり、木も
大地という入れ物に守られながら、
エネルギーを受け取っているんだね。」

 

🌊 海という入れ物

 

次にMANAは海辺へ向かいました。

 

波が寄せては返し、
その中に無数の生き物が息づいていました。

 

「海さん、あなたも入れ物なの?」

 

海は静かに答えました。

 

「もちろん。
私はすべてを包み込む入れ物。

魚たちを育み、
潮の流れを生み出し、
エネルギーを運ぶ。

私は空とつながり、
雨となって戻る。」

 

MANAは考えました。

 

「海は水を蓄える入れ物でありながら、
エネルギーを流す存在でもあるんだね。」

 

🔥 炎という入れ物

 

最後にMANAは火山へ向かいました。

 

そこでは溶岩が静かに流れ、
熱が大地を包んでいました。

 

「火山さん、あなたも入れ物なの?」

 

火山は低く唸りながら答えました。

 

「私の内側に熱があり、
その力は時に噴き出し、
新たな大地を生む。

私の中にあるエネルギーは、
形を変えながら
地球を作り直すのだよ」

 

MANAは驚きました。

 

「つまり、入れ物は
その中のエネルギーを形作り、
時には外へと放つこともあるんだね。」

 

✨ 入れ物の役割

 

MANAはTūtūのもとへ戻りました。

 

「Tūtū、わかったよ!

すべては入れ物であり、
その中にエネルギーを持っている。

そして、入れ物の形や大きさによって
エネルギーの流れが決まるんだね。」

 

Tūtūはやさしくうなずきました。

 

「そうだね。

そしてMANA、
あなたの身体もまた、入れ物なんだよ。」

 

MANAは自分の胸に手を当てました。

 

「私の身体も
エネルギーを持っている入れ物…

じゃあ、私の心も?」

 

Tūtūは微笑みながら言いました。

 

「うん、そう。

心もまた、思考を包む入れ物。

そしてもし、あなたが入れ物を広げるなら
もっとたくさんのエネルギーを
受け入れられるようになるんだよ。」

 

MANAは夜空を見上げました。

 

星々が光を放ち、
その輝きが
宇宙という大きな入れ物に
包まれているように見えました。

 

「私の入れ物をもっと広げたら、
どんなエネルギーを感じられるんだろう?」

 

MANAの旅はまだまだ続きます。

 

星々が導く道
Ke ALA Hōkū を進みながら、
MANAはさらに深いエネルギーの理解へと向かうのでした。

 

To be continued…

 

星の声に耳をすませて、
わたしは今日も、
自分の光を信じて進む。

 

Aloha e, Nāna‘ikāpono.

作成者 NANAKO からのメッセージ

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MAHALO&ALOHA,N

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